世界漫画同好会のレポート
こんにちは。
漫画作画スタッフのテーラーです♪!!!
漫画コラムページ第一回目。
さて、何を書こうかと思いましたが、先日『世界各国の漫画の同好会』に行ったので、
今回はそちらについて書かせていただこうと思います。
この会は、海外漫画の同好者達が世界の漫画を持ち寄り、
ネタのある人が登壇しプレゼンテーションします。
今回はベトナムの漫画イベントに行った人のレポートを聞きました。
■■■ベトナムのホーチミンHO CHI MINHでRIVESIDE PLACE開かれた漫画フェスティバル
https://www.animevietnam.org/blogs/su-kien-anime/hcm-manga-festival-2017
こちらは学生たちが主体でやってるイベントだったそうです。
中国人の人気コスプレイヤー達のステージの熱気がすごかったそうです。
日本の漫画の『銀魂』のコスプレをしている中国人コスプレーヤーなどいました!
ベトナムで中国のコスプレーヤー達が歓声を浴びてるシチュエーションが面白いですね!
日本の漫画の世界での人気を実感します。
中国最大のSNSである『Weibo(微博・ウェイボー)』では人気コスプレーヤー達がどれだけフォロワー数を集めるか競争になっていて、スターコスプレーヤー達はそこからビジネスチャンスを掴むそうです。
ここからは、同好会で見た漫画を幾つか紹介します。
■■■香港漫画『香港感染』
2014年にあった香港反政府デモ『雨傘革命』にゾンビが現れたら、という内容の漫画です!
日本漫画の『アイアムザヒーロー』とGAMEの『The Last of Us』
にインスピレーションを受けたような内容でした。
人間側からゾンビへの内通者がいたり、内ゲバになったりと展開するそうです。
■■■ロシアの『キノコ狩りの漫画』■■■
セリフが一切ない、サイレントコミックでした。
ロシアではキノコ狩りは『静かなる狩猟』と言われるそうです。
日本人作家もサイレントコミックは沢山描いていて、石ノ森章太郎の『ジュン』が有名です。
ルパン三世のモンキーパンチさんもサイレントコミックを沢山描いていました。
■■■海外では、私小説的な実話の漫画も盛んです。
これらは商業漫画とは区別され『オルタナティブコミック』と呼ばれます。
https://amecomidamashii.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html
今回イベントで紹介していただいた『オルタナティブコミック』は『TURNING JAPANESE』という漫画。
https://marinaomi.com/turningjapanese.html
『アメリカの片田舎で、白人の父と日本人の母の間に生まれた女の子。
日本語を母に教えてもらうことはなく、独自に日本語を勉強する。
サンフランシスコの日本式のキャバクラ形式の店で働き、日本語を勉強しようとする。
やがて祖母に招かれ、日本に来て、様々な日本の文化に触れアメリカに戻る』
という実話の漫画でした。
このような漫画は、海外ではインディペンデントの出版社から出しているそうです!
誰かの人生を漫画の形に書き記し、本になり、海を越え知らない人に伝わる!
これも漫画の力ですね!
■■■『日本は多様な漫画がある』とよく言われるのですが
『海外にも日本にはないタイプの多様な漫画がある』のを知る事ができ、とても面白かったです。
変わった漫画があったら是非教えて下さい♪
個人的には、普通の漫画のタッチと違う、変わった絵柄の漫画を依頼してくれるクライアントさんもお待ちしてます!
ナインピースでは挑戦的なご依頼もお待ちしております!