漫画の描き方。背景編
こんにちは。
ナインピース漫画家のテーラーですー!!!
漫画は様々な要素で構成されています。
キャラクター絵。セリフ吹き出し。描き文字。様々な漫画記号の漫符
効果線。画面の色味や効果のトーン処理。背景。などです。
背景は画面で表示割合がとても多く、背景の雰囲気が漫画の印象を大きく左右する場合もあります。
漫画の背景は、どう描かれているのでしょうか。
試しに背景を描いてみましょう。
これは…少しユルすぎな絵ですね。立体感が欲しいです!!
↑これは歪んで見えて、違和感がありますね。↑
立体感を出すには、透視図法で描きます。
基準点を決めて、その起点から線を伸ばすようにして描きます。
まず1点透視図法で描いてみましょう。
さらに2点透視図法や↓↓↓↓
3点透視図法の描き方もあります。↓↓↓↓
リアリティは
1点透視図法>2点透視図法>3点透視図法につれ現実の風景に近づいていきますが、
漫画の作風により、どの描き方がマッチするかは変わります。
昔の絵はリアリティが低い絵画描写でしたが、
一点透視図法が13世紀ころから普及し絵画の背景のリアリティも増していきました!
漫画を読む時に、たまに背景にも注意してみてみて下さい♪
背景もいろんな描き方の物があり面白いですよ♪
背景の上手い漫画家さんは以下の方々が有名ですね。
大友克洋さん、田島昭宇さん、大暮維人さん、小畑健さん、村田雄介さん
鈴木央さん、谷口ジローさん、松本大洋さん、佐藤秀峰さん
昔のこち亀の古い町の描写の扉絵の背景なども魅力的ですね♪
ぜひチェックして様々な漫画に触れてみて下さい♪
私テーラーが以前描いていた背景ですが、
これは人に言えないほど時間かかっています、、、
完全に手描きの時代の絵で懐かしいです。