漫画の描き方。プロット、シナリオ
漫画作成解説。
今回は、シナリオ作成と、そこに至るプロット、アイデア出しの解説です。
漫画を描くには
1、アイデア出し
2、プロット
3、シナリオ
4、キャラクターデザイン
5、ネーム(漫画構成ラフ)
6、下書き、ペン入れ、彩色となります。
■「アイデア出し」
一番最初に、必要要素やアイデアをどんどん書き出しましょう。
登場人物の確認、入れ込む要素の確認
第三者の意見などを書き込んでいきます。
(作例参照、ETTORE様)
https://www.green-japan.jp/?pid=51080895
https://www.green-japan.jp/?pid=67524418
■「プロット」
これを元に、シナリオラフであるプロットを書きます。
プロットは、箇条書きで荒筋を書きます。
何もない白紙に書き出すのではなく、
最初に登場人物と、登場シーンを全部冒頭に書き出してから書くと、
全体の様子を把握しやすくなります。
誰かキャラクターを置き去りにしていたり、
などのミスを起こしづらくなります。
長い物語なら作品のラフな全体地図を描いてから
プロットを書くのも有効です。
そうする事で、全体の中で今キャラクター達が今どこにいて、
どこへ向かうのか明確になり、
尺の配分の目安にもなります。
(あるパートで尺を取りすぎてしまうのも避けやすいです。)
■「シナリオ」
ここからは細部も詰めていきます。
セリフを書いていて、一人の人物が長く説明しつづけるのは退屈です。
絵もある人物を映し続ける様子になり、変化が乏しく退屈な画面になります。
「説明セリフ」と言われるヤツですね。
その場にいる人たちに喋らせて
会話のキャッチボールでシーンを作りましょう。
(補足)
会話劇が中心の漫画では麻雀漫画が参考になるとも言われます。
麻雀漫画は、一つの場面で限られた人数での会話の漫画なので、
退屈にならないように、いろんな演出で工夫されています。
キャラクターたちは『当て書き』で書くのもキャラクターがイキイキします。
いき詰まったら、有名人や知人たちをベースにキャラクターを作ってみましょう。
プロット作成、シナリオ作成は
最初は細部まで決め込まずに大まかに書いて、あとから整えていくのが
柔軟に考える事ができます。
アイデアは多めに出して、あとから尺に合わせて削りましょう。
尺のサイズに合わせて、頭から順に書いていくのは有効ではありません。
プロット、シナリオ、ネーム、下書きなど、
全てに共通するのは、最初は気楽にラフにラフに「大つかみに考える」事が大事です。
ラフに構成していくと、構成の順番変えや変更に対応しやすくなります。
書き直し、リライトすることを前提にどんどん書いていきましょう。
途中の部分だけ何パターンか考えて、あとでそのパーツを加えても大丈夫なので
思いつく所からどんどん書いていきましょう。
アメリカ映画のメイキングなどで、小さなカードを並べて
映画や漫画はどんどん参考にすべきです。
デザインのインスピレーションを探すように、
シナリオもインスピレーション元をどんどん参照しましょう。
シナリオ書きは、奥が深すぎるので
とっかかりになる部分を中心に書きました。
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